組合概要

 第58回通常総会は、新型コロナウイルス感染症が蔓延し、参加者の皆様の安全を脅か
しかねない状況を鑑みて、止む無く書面による議決採決とさせて頂きました。お蔭さまで、議案も無事通過の運びとなり組合員の皆さまには厚く御礼申し上げます。
また、総会に先立ち、コロナ渦で苦労なされている組合員の皆さまには、多少なりとも組合として応援することができればとの思いに立ち、5月15日付にて組合員の皆様へメッセージを発信させていただきましたが、改めてコロナ災害後へ立ち向かう組合員各社を思い、応援する意味を込めまして、再度メッセージ文を記載させて頂きました。
ご一読頂き、ともに手を携えて、この難局を乗り切って行こうではありませんか。

~コロナ禍下における組合員の皆様へのメッセージ~
組合員の皆様には、日頃より組合の事業活動に深いご理解とご協力を賜りますこと、深く感謝申し上げます。
はじめに、新型コロナウイルスとの闘いの最前線で懸命に御努力いただいている医療関係者をはじめ物流の維持や生活必需品の販売、ごみの処理など我々の日常生活を支えてくださっている関係者の皆様方に、深く敬意と感謝の意を表します。
この度、新型コロナウイルスが猛威を振るい、感染なされた方は日本国内で1万6千人以上、亡くなられた方は6百人以上を数えるに至っております。ここに亡くなられた方に対し、改めて哀悼の意を表すとともに、国民の皆さんはもとより、多くの組合員の皆さんも大変なご苦労をされていることに対して、心からお見舞い申し上げます。
このような状況の中、政府は令和2年4月7日に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を発出し、5月4日には緊急事態宣言を5月31日まで延長することを決定しました。
緊急事態宣言が発出された以降、多くの組合員の皆様は宣言を踏まえ、時差出勤や在宅勤務を奨励し、極力行政指導の勤務体制を履行すべく努力をなされてきたものと思われます。
しかしながら、当組合は多くの中小企業で構成されており、日頃より脆弱な経営環境下で安定受注量の確保、若手技術者の採用や育成等、多くの課題を抱えているのが現状と言え、儘ならぬ対応となる場合もあるかと思います。これから先、さらにコロナ禍が長引くような事態ともなれば、世界経済は1929年の世界大恐慌以来、短期的には最悪の不景気に陥るとも言われ、さらなる困難があることも想定されます。
この厳しい時代環境に置かれながらも、我々は何としても生き残って行かなければなりません。そのためにも組合は、基本理念である「相互扶助」の精神の下、互いに手を携え、お互いが抱えた問題に対して補完しあえる環境づくりを果たして行く所存です。組合員の皆さまとともに前向きに努力を重ね、議論をし、問題解決を図りながら組合の発展と組合員の皆さまの発展へと繋がる策を講じて行きたいと考えております。
この難局を乗り切るために、理事全員も一丸となって組合員の皆さまのお役に立てるよう誠心誠意、努力をして参りたいと考えておりますので、引き続き組合員皆さま方のお力添えを宜しくお願い申し上げます。

 末筆ではございますが、ご自愛専一のほどお祈り申し上げます。